この記事では、仕事がキャパオーバーで辛い新人(1年目)のあなたへ向けて、その原因と対策を解説致します。
- 仕事量が多くてやってもやっても終わらない
- 誰も協力してくれる人や相談ができる人がいない
- 残業ばかりで心身が辛い
あなたは今こんな風に悩んでいませんか?
もしこんな状態なら毎日が辛いですよね。
いつまでこんなな毎日が続くのか?不安になります。
そこで、この記事では、社会人1年目にキャパオーバーして精神崩壊しかけた私が、経験談を交えてお話しますね。
仕事がキャパオーバー!それって新人の甘え?
仕事がキャパオーバーして辛くても、新人さんだと、「仕事がキャパオーバーして根を上げている自分って、ただ甘えているだけなんじゃないか?」
なんて不安になってしまいますよね?
だけど、安心して下さい。
それは甘えでも何でもないですよ。
会社に入りたての頃は、ただでさえ覚えることが多い上に、仕事にもまだ慣れていません。
器用にあれもこれもこなせなくて当然です。
キャパオーバーになるのは仕方のないことですよ。
それに、そもそもあなたのその仕事量って適正なんでしょうか?
キャパオーバーになるということは、もしかしたら初めからオーバーワークの可能性もあります。
その会社しか知らないと、そこでの仕事量が普通なんだと思い込んでしまいますからね。
別の会社と比較すると、
「職種は同じなのに仕事量が全然違う!」
みたいなこともあるんです。
私の場合、新卒で医療事務員に就けたのですが・・・
仕事内容が「事務、受付、会計、検査、指導、入院患者さんの介助、手術の記録係、お茶だし、薬の在庫管理」などなど。
注射以外ほぼ全ての仕事をやらなければいけませんでした。
これって明らかにオーバーワークですよね?
当時はそれが普通なんだと思い込んでいたので、キャパオーバーになってしまう自分を責めながらも必死で仕事を頑張っていました。
でもある日、違う病院で医療事務をしている友達に、「うちの病院は事務なら事務の仕事だけしかやらないよ。普通そうでしょ?」
と言われ、その時初めてオーバーワークだと知りました。
そりゃオーバーワークならキャパオーバーにもなるわけですよね。
ちなみに、その友達の方がお給料面でも上でした・・・
あなたも気が付いていないだけで、オーバーワークかもしれませんよ。
念のために、似たような仕事の情報を集め、その仕事量を比較して、自分の会社がオーバーワークを強いている会社なのかどうか確認しておいたほうが良いでしょう。
もしあなたの会社がオーバーワークな会社なら、キャパオーバーになるのも納得ですよね?
というか、キャパオーバーになった時点で「甘えてるだけ?」なんて考えずに、解決策を考えるか、逃げ出すことを考えた方が良いです。
キャパオーバーな状態を放置すると、大変なことに!
キャパオーバーを放置すると危険な理由
キャパオーバーを放置すると、一体どう大変なことになるの?
キャパオーバーを放置すると危険な理由を3つまとめました。
更なる仕事を押し付けられる
キャパオーバーを放置すると、さらなる仕事を押し付けられます。
なぜなら、人って言葉に出さないとその人の状態が分からないからです。
みんなエスパーではありませんからね。
あなたが「辛い」と口に出さない限り、みんな、あなたがどれくらい辛いのか理解できないんです。
そのせいで、「これくらい弱音も吐かずにできるんだから、これもできるだろう」と勝手に解釈され、仕事をつぎつぎ押しつけられる可能性が。
仕事は雪だるま式にどんどん膨らみ、最悪、仕事がプライベートの時間にまで浸食するようになってしまいます。
- たまった仕事を片づけるために休日出勤
- 友達と遊んでいても仕事で頭がいっぱい
- 仕事が気になって眠れない
- 夢の中でも仕事をしている
こんなことになってしまうかもしれません。
これでは人生をエンジョイできませんよね?
それに、あなたの貴重な時間を仕事だけに捧げるなんて、もったいないです。
もしキャパオーバーを感じたら、きちんと言葉に出して伝えましょうね。
「すみませんが、今は余裕がないのでこれくらいしかできません。」
などと角が立たないように言えば、相手も理解してくれるはずです。
そうすれば、仕事を回す量も調整してくれるので、あなたにも少しは余裕が生まれるでしょう。
体を壊す
また、キャパオーバーを放置し続けると、仕事を押し付けられる以外にも、体を壊してしまうので危険です。
常に余裕のない状態だと、体の疲労が取れませんからね。
- 体調不良
- 気だるさ
- 肩こり
- 胸痛
- 頭痛
- めまい
- 過呼吸
これらの症状って、ひとつだけでも辛いですよね。
しかし、キャパオーバーを放置すればするほど、これらの症状がひとつ、またひとつ、とあなたの体に加算されていく可能性があります。
私が病院勤めしていた頃、上記の症状を全て患っていました。
キャパオーバーが常態化していたので。
だから毎日具合が悪くて、本当にキツかったですよ。
特に過呼吸を起こした時なんて、苦しさのあまり死ぬんじゃないかと思いました。
ですが、それくらいで済めばまだマシです。
気をつけないと「過労死」だってありえます。
ストレスは脳や心臓に負担をかけます。
キャパオーバー状態は絶対に放置してはいけませんよ。
あなたの命と仕事、どちらが大切ですか?
精神が限界を超えてしまう
キャパオーバーを続けると、体以外にも影響が出ます。
それは、精神です。
精神が限界を超えてしまうんです。
キャパオーバー時は、体と同じように心も休まる暇がありませんからね。
その結果、深刻な精神的病を抱えてしまうようになります。
この場合も、命に関わってきます。
キャパオーバーが常態化してしまう前に辞めた方がいいですよ。
私は、忙しくて病院に行く暇がなく、治療も受けられないまま仕事をし続けていたら、最終的に 「摂食障害」まで患うようになり・・・
その結果「ガリガリ禿げ」になってしまいました。
(栄養が足りないと禿げます)
キャパオーバーは絶対に放置しないようにしてくださいね。
あなたがキャパオーバーになってしまう原因は?
そもそも、あなたがキャパオーバーになってしまう原因って何でしょう?
キャパオーバー経験者の私が考えてみました。
知識・スキルの不足
あなたがキャパオーバーになってしまう原因のひとつに、「知識・スキルの不足」 が挙げられます。
新人であるあなたは、当然「知識・スキル」がまだ足りないことが考えられます。
何をするにも時間がかかってしまう。
すると、仕事は溜まる一方となり、その結果キャパオーバーになってしまうんです。
ただし、この場合はあまり気にしなくて大丈夫ですよ。
なぜなら、仕事に慣れればスピードアップしますから。
そそのうち、効率よく仕事をするにはどうすればいいのかもわかるようになります。
きっと、辛いのは今だけです。
早く慣れるためにも、上司や先輩などにいっぱい質問したり、技を盗んだりしましょう。
「習うより慣れろ」ということわざ通り、実践をしてこそスキルが身に付いていくので、初めてのことでもぜひ果敢にチャレンジしてみてください。
質問や協力要請がしにくい劣悪な人間関係
中には「質問や協力要請がしにくい、劣悪な人間関係」な職場もあるでしょう。
こういった「劣悪な人間関係」も、キャパオーバーの原因となりがちです。
周りが怖い上司とか気の合わない同僚とかばかりだったら、気を使って質問とか協力要請ってできませんからね。
でも、あなたはきっとまだ「知識・スキル」不足で、一人では仕事をこなせない状況。
なのできっと、下記のようになって、キャパオーバーに陥るでしょう。
- 質問ができたなら1分で解決するところを、自分で調べなくてはいけないので30分かかる
- 手伝ってもらえないので、仕事が全然終わらず、残業する羽目に
でも、どうか勘違いしないでくださいね。
こんな風に新人さんがひとりで孤軍奮闘するのって普通じゃないんですよ。
いい環境の職場なら、もっと優しいですよ。
ちゃんと付きっきりで教えてくれたり、向こうから「わからないところはない?」なんて手伝いに来てくれたりしますからね。
なので、そんな劣悪な人間関係の職場に長くいる必要はありません。
そんなところにいても、あなたがすり減るだけです。
それに、質問もできないといつまで経っても知識やスキルが身に付かないので、時間がもったいないです。
人手不足
人手不足もキャパオーバーを招きます。
人がいないんじゃ、誰にも頼ることもできませんし、ひとりで2人分の仕事をこなさなければいけませんからね。
無理がありますよね。
こういった場合の対策としては上の人に「人を増やすように」直談判するしかありません。
ですが、最初から人が少ない理由は、大抵が「経営が思わしくないことによる人件費削減」なので、期待はできません。
もしあなたの会社がどうしても「人を増やせない」と言う場合は、「なら辞めます」と言って、本当に辞めてしまいましょう。
このままだとあなたに待っているのは過酷なオーバーワークの日々。
自分を大切にして下さいね。
キャパオーバーを感じた時に取るべき行動3選
「自分はもう、キャパオーバーだ!」と感じてしまった時、どのような行動をとったら良いのでしょうか?
解決法を3つまとめました。
先輩・上司に相談する
キャパオーバー感じた場合、先輩や上司に相談するのが一番手っ取り早いです。
部下の責任は上司の責任ですから、きっと何とかしてくれるはずです。
でも、いざ相談するのって勇気がいりますよね?
「こんなこともできないのか!」と怒られたらどうしよう・・・
なんて思ってしまうと思います。
でも、相談したら案外親身になって聞いてくれると思いますよ。
先輩や上司もあなたのように苦労した「新人時代」があるのですから。
あなたの苦労は理解できるはず。
きっと的確なアドバイスをくれるでしょう。
それに、そもそも自分がキャパオーバーだということは、自分の口で言わないと周りは解ってくれないんです。
もし相談にも乗ってくれない、または相談したのに怒って話にならない場合は、結局あなたのフラストレーションも仕事も片付きませんから、そんな仕事は辞めてしまうのも一つです。
わざわざ、自分を苦しめる環境に身を置かなくてもいいんですよ。
異動を願い出る
キャパオーバーを感じた時に取る行動としては、もし異動できる会社なら異動願いを出してみるのも手ですよ。
なぜなら、
- 他部署はそうでもないのに、その部署だけ仕事が飽和状態
- その部署の仕事が自分には合わない
という可能性もありますからね。
私の知り合いには、異動してから体調が良くなった人もいますよ。
やっぱり人間、適材適所です。
しかし、異動してもやっぱりキャパオーバーになってしまった・・・
という場合は、そもそもその職業自体があなたに合っていない可能性があります。
その際は異業種への転職も視野に入れて考えましょう。
私は医療事務から会社の一般事務職へ転職しましたが、特に何の問題もなく、すんなり慣れることができましたよ。
なので、異業種だからってためらう必要はありません。
異業種の方が、今まで知らなかったことに触れられるので、面白かったりしますしね。
まだ若いあなたは、ぜひ恐れずに挑戦してくださいね。
退職・転職を検討する
キャパオーバーを感じた時に取る行動として一番お勧めなのが退職・転職を検討することです。
無理をしすぎると体と心を壊してしまいます。
体と心が壊れてしまっては、せっかくの人生が台無しになりますよ。
私は医療事務員時代に、肉体的にも精神的にも限界を迎え、3年間下記のような日々を送りました。
- 何をしても体中が痛い
- 何を見ても笑えない
- 何日も眠れない
- 何も食べれない
- 何も楽しくない・・・
それはもう、地獄のような日々でしたよ。
その頃、知り合いから「死んだ魚の目をしている」と言われました。
あなたもこんな風になってしまう可能性があるので注意しましょう。
もっと気持ちに余裕が持てる職場なんて探せばいっぱいありますからね。
私は働きづめの職場をやめて全く違う業種の職場へ転職したら、それまでの暗かった人生がバラ色になりました。
我慢してまで今の職にしがみつかなくてもいいんですよ。
大事なのはあなたの健康です。
それでも、どうしても「辞めようかどうしようか悩む」という場合は、一度お休みをとってゆっくり休むと良いでしょう。
キャパオーバーになっている時って頭が回りませんからね。
少しリフレッシュすれば自ずと答えが出るはずですよ。
まとめ
ここでは、仕事のキャパオーバーに悩む新人のあなたのお悩みを軽くする方法をお伝えしました。
キャパオーバーは仕事に慣れると楽になりますが、もしもいつまでもキャパオーバーが続く場合は、
- 環境に問題がある
- オーバーワークになっている
のいずれかなので注意が必要です。
そんな会社にいても苦労が目に見えていますから。
何も自ら苦労する道を選ばなくても、幸せになる道だってあるんですよ。
仕事で我慢を重ねて苦労ばかりの道もあるけれど、ゆとりのある職場でアクティブに楽しく生きられる道だってあります。
せっかく生まれついた、たった一度きりの人生。
ぜひ自分が幸せになれるような道を選んで行ってくださいね。
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